629: 名無しさん@お腹いっぱい。 2014/09/11(木) 02:34:20.53 .net
初めて会ったのは俺が27、嫁28のとき。 
嫁は俺が昔つとめていた会社の取引先の社員だった。 
それから嫁が会社を辞めたのは知り合ってから半年ほど経った頃。 

顔を合さなくなって以来2か月程経ち、俺が観光でシドニーを訪れていたときのこと。 
ホテルで朝食をとっていると近くのテーブルで嫁に雰囲気のよく似た女性を見かけた。 
似てる気がするけど、まさかなと思っていた矢先、植物園の近くで写真を撮っていた嫁に話しかけられた。

嫁もホテルのエレベーター前で俺を見かけたときから、
もしかしてと思っていたらしく「奇遇ですね」と少し話しをした。 
別れたあと、その後市内でその日のうちにシティレールやオープンカフェ等で顔をあわせること3回。 

そこで旅行の話をしてわかったのは参加しているツアーは違ったが日程が似ていること。 
当時の俺は深く考えるよりも先に「こんなところまで来て、日本で面識のある人に会った」という不思議さから 
「夕食を一緒にとりませんか」と誘った。 
それからは向こうの快諾で、残りの2日間を結局ほぼ一緒に観光した。 
お互い写真を撮るのが好きなのもわかったので、撮った写真をまた見せ合おうとも話して連絡も交換し合った。 
一緒に観光した2日間は楽しかった。 
その頃はこれも社交辞令のようなものだと、特に帰国したあとのことは考えていなかった。 

実は過去にも、他国で親しくなった初老の男性と帰国後会う話をしたことがあったが 
連絡をとりあうことはなかったので。嫁が言ったのもきっとそれと同じ類だろうと。