906 :本当にあった怖い名無し 2012/10/09(火) 16:10:43 ID:ralElQ7p0
昔就職したての頃当時付き合っていた彼が避妊に失敗して妊娠してしまった。 
こうなったら仕方ないと私は産むつもりで覚悟も決めて自分の親にも告白した。 
でも肝心の彼がまだ結婚したくないと言って引き籠ってしまい相手の親もそっちが 
勝手に決めた事だからと逃げ腰だった。 
うちの親が激怒して抗議に行き、私もゴタゴタしている間に元から赤ちゃんが 
元から弱かったのかストレスからか流産してしまう。 
流産のショックはまだ二〇そこそこの小娘には辛くて重くて哀しくて、暫く 
毎日泣いて暮らしていたよ。 

それから10年が過ぎて私も別の人に出会って結婚をしてやっと子供が出来た。 
同じころに当時の彼から実家に長い長い手紙が来た。 
彼は事故に遭い子供が一生出来ない身体になったそうだ。 
あの時私と結婚して家庭を築いていれば違う未来があったかもしれないと切々と 
綴られ、もしかするとお前との子供が俺を呪ったんじゃないかと書いてあった。 

赤ちゃんがそんなことをするはずがない。あるんだとしたらあんたの後ろめたさと 
身勝手さだけだろうとかっとなったけど、手紙は無視し何の返事も出さずに置いた。 
それから何通か手紙が来たけど封も開けずに受け取り拒否をしてもらった。 

彼は今奥さんに離婚されて一人暮らしをしていると人づてに聞いた。 
彼は一人っ子だったからお家断絶か。気の毒だけど仕方ない。